支払いを求める書面には「何を書くか」よりも「誰が書くか」のほうが大切な場合が多い

2019年01月19日(土)

専門外の人はそこまで文章の内容を読み解かない

最近よく思いますが、書いた文章の内容をきちんと読んでいただいていると思うことが少ないのです。

「こういう条件で、ここまでは妥協しますから、早くお金を払ってくださいね」ということを書いているのですが、それを読み飛ばし、電話を掛けてくる人が数多くいるように思います。

 

自分に有利な文章でないと思ったものは、読むのを避けている?

特に、自分にとって有利でないと思われるものについては、細かく読み解くということをしないと思います。

 

点数が低いテストが返ってきたときに、復習がおっくうだったという記憶がある方も多いのではないでしょうか。

「債務者なんだから、読むのが当然だろ!」と思われるとは思いますが、

残念ながら、人の性質として、読んでもらえないのです。

 

内容が入ってこない文章だからこそ、弁護士からの書面であることが大切

内容が債務者の頭の中に入ってきにくい文章だからこそ、「だれが書いているか」というのは、とても大きな意味を持ちます。

 

「担当者からの手紙」か「弁護士からの請求書」

どちらのほうが、真剣に対応しなければならないかは明らかですよね。

 

実際に、担当者の手紙と、そこまで内容の差がないような文章を弁護士名義で送った際、簡単に払ってもらえたなんていうこともあるようです。

 

もし、悩まれている場合は、弁護士に一度ご相談ください。

 

弁護士 杉浦智彦

 

 

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