仮差押えは支払いが受けられるわけではない?
2019年06月05日(水)
仮差押えは弁護士費用もかかるし担保金も必要だが、あくまで「仮」の手続き
お金がない人は、お金が入れば、すぐ使ってしまいます。
また、もっている不動産も、現金にするため売却したりして、その現金を隠す人もいます。
そういうことをさせないため、「仮差押え」をすべき事案は多いです。
仮差押えは大変です。弁護士費用として、少なくとも数十万円はかかります。さらに、担保金として、かなり高い金額を預けなければなりません。
ただ、仮差押えは、あくまで「仮」の手続きにすぎません。
お金を払ってもらえるわけではないのです。
その後の民事訴訟が終わるまで、担保金は預けたままで、お金の支払も受けられないのです。
たとえば、あなたが担保金を借りようとするなら、どのくらいの金利がかかるかなどを考えなければなりません。
そのような中で、どういう手段を取るべきか、考えるべきなのです。
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