仮差押えは弁護士費用もかかるし担保金も必要だが、あくまで「仮」の手続き お金がない人は、お金が入れば、すぐ使ってしまいます。 また、もっている不動産も、現金にするため売却したりして、その現金を隠す人もいます。 そういうことをさせないため、「仮差押え」をすべき事案は多いです。 仮差押えは大変です。弁護士費用として、少なくとも数十万円はかかります。さらに、担保金として、かな・・・
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前回の続きです。 不動産の強制執行はどのくらい面倒なのか(1) 不動産の強制執行はどのくらい面倒なのか(2) 東京地方裁判所の場合は、次のページに、書式を用意してくれています。 http://www.courts.go.jp/tokyo/saiban/minzi_section21/hudousan_mousitate/index.html ただ、そうはいっても、かなり・・・
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前回の続きです。 不動産の強制執行はどのくらい面倒なのか(1) 今回は、抵当権がついている場合で考えてみましょう(担保不動産競売) まず、競売申立をする必要があります。 「担保不動産競売申立書」という書面を作成し、指定された裁判所に提出する必要があります。 提出する裁判所はどこか 競売する物件を管轄する「地方裁判所」に申し立てる必要があります。 たとえば、東京23区内の・・・
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不動産の強制執行・担保実行は面倒? 「土地や建物が担保の人は強い」と言われていますが、実際にお金が払われないときに、どうやって土地や建物をお金にするかを考えてみたことはありますか? 実は、不動産の強制執行や担保実行は、それなりに時間がかかりますし、面倒です。 不動産の強制執行の簡単な流れ 不動産の強制執行の簡単な流れは 債権者の申立て ↓ ・・・
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抵当権や譲渡担保は契約がないと発生しない 債権回収の定石は担保を取ることです。 ただ、いわゆる抵当権や譲渡担保は、契約がないと発生しません。 なんの合意もないと、担保がとれないのが普通です。 ただ、一部で、契約がなくても担保が発生することがあります。 それが、「留置権」と「先取特権」と呼ばれるものです。 留置権とは 留置権とは、預かっていたも・・・
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携帯電話の番号からいろいろな情報が手に入る 実は、弁護士は、携帯電話の番号から、いろいろな情報を仕入れることができます。 契約者の本名、住所だけでなく、引き落とし口座まで判明する場合があります。 引き落とし口座を開示してもらうには条件がいる? 実は、引き落とし口座は、どんな状況でも開示してもらえるわけではありません。 開示する相当な理由が必要となります。 ・・・
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給料の差押えについては、手取りの給料の4分の1までが差押えの対象になります。 たとえば、100万円の差し押さえをしたとき、 月給手取り20万円の人だと、毎月5万円の差し押さえ→20ヶ月かかる 月給手取り30万円の人だと、毎月7万5000円の差し押さえ→14ヶ月かかる 月給手取り40万円の人だと、毎月10万円の差し押さえ→10ヶ月かかる &nb・・・
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なぜ少額の債権者は舐められることが多いのか 少額(100万円以下)の債権者は、弁護士がついていなければ、基本的に舐められることが多いです。 なぜかといえば、債務者は、「きっと強制執行されないだろうな」と感づいているからです。 なぜ強制執行は大変なのか 強制執行は大変です。 一番はその面倒さです。 一番面倒ではないと言われている「債権執行」を見ていきましょう・・・
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仮差押は効果が強いがリスクもある 前回お話した仮差押の続きです。 取引債権の仮差押えは勝負を決めてしまう? 仮差押は、取引にも影響がでるので、もしそれが後日否定された場合は、仮差押をしたほうが、損害賠償をしなければならないという話があります。 特例法があるわけではないですが、 「違法な仮差押というだけで、過失があることを一応推定する」という「過失の一応の推・・・
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仮差押えとは? 仮差押とは、名前のとおり、「仮に差押えをする」ことです。 何が「仮」かというと、勝訴するまでの間、当該財産を売ったり、お金に変えたりできなくなるということです。 これ、不動産などだと、単に登記される程度なのですが、取引債権だと、エグい効果があります。 取引債権の仮差押えがなされると? 取引債権の仮差押えがされると、まず、その取引先に、裁判所から、「払うな・・・
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